Linux普及の起爆剤になるか？

ITmedia エンタープライズ：中国で正規OS搭載を義務付け、オープンソース奨励でMSには逆風の可能性も (1/3)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0604/24/news007.html

　正規OS搭載を義務づけられたメーカーはどうするかというと、少し値段を上げてWindowsをプリインストールするか、そのままの値段でLinux（の無料ディストリビューション）をプリインストールするか、どちらかでしょう。Linux PCに違法コピーのWindowsを上書きする人が増えるんじゃないかという懸念が示されていますが、はたしてどうなるか。
　たとえば日本でも昔は違法コピーソフトがものすごく多かったんですが、今はほとんど撲滅されている。なぜだろうと考えてみると、メーカーがWindowsやMS-Officeをプリインストールするようになってからだったように思います。一般ユーザは「あるものを使う」傾向が強いので、使えるレベルのウィンドウシステムとブラウザとOfficeソフトがプリインストールされていれば、それが普通になるんじゃないかなと。入り口の段階で違法コピーせずに使い始められるようになっていれば、わざわざ違法ソフトを別に導入することは案外なくなるんじゃないでしょうか。
　もっとも、入力メソッドとか意外なものが壁になる可能性もあるので、政府推奨のRed Flag Linuxとかの出来次第でしょうなあ。
　で、中国でLinuxが普及してなにかいいことがあるかというと、ドライバとかが充実して日本でもLinuxが使いやすくなる可能性があるわけで。いちおう期待しておきます。