外交はパフォーマンスである。

asahi.com：北朝鮮、金融制裁続くなら核兵器開発強化も　金次官会見
http://www.asahi.com/international/update/0413/013.html
来日中の北朝鮮の金桂寛（キム・ゲグァン）外務次官は〜東京滞在中にヒル米国務次官補が直接会談に応じなかったことについて「六者協議（の再開）が遅れるのも悪くない。その間に我々はより多くの抑止力を作れるだろう。それが嫌なら金融制裁を解除すべきだ」と述べ〜。

　こういうことを言うとどうかと思われるのは承知の上で言いますが、北朝鮮の外交のうまさは見習うべきでしょうね。内容的には恫喝外交と言ってしまえばそれまでなんですが、金次官の個性なのか、言葉の力を知っている感じですね。
　というか日本の外交が下手すぎるので、外務省は虚心坦懐にあらゆるところから学ぶべきだという話です。日本外務省の発言で、これは相手も注目せざるを得ないだろうな、と思わせるものは、ほとんど記憶にありません。いわゆるお役人的な、持ってまわった含みのある言い回ししかしない、というかできないんでしょうか。日本は基本的に外交でバランスを取って生きていくしかない国だということを、もうちょっとちゃんと考えてほしいものです。現役の外務省職員だけではなく、為政者全体が。今はまだ経済的背景があるからなんとかなっていますが、いつまでも国の財布が続くと思ったら大間違い、っていうかもうとっくに破綻していることに気づいてないんだろうか。骨川家が破産したらジャイアンだってスネ夫を相手にしなくなりますよ。