黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

親の責任。

 かといって、と続くのですが、親を責めるようなことをあまり言うのもどうなのかな、ということをふと思いました。「虐待はいけない」というお題目が強調されすぎると体罰との区別がつかなくなり、しかしそれなりのしつけも求められるわけで、二律背反からいわゆる育児ノイローゼになる人を生み出す結果になりゃしないかと。あるいは、育児に完璧を求められるあまりに(ある意味で求められるのはたしかなんですが)子供を作らない人が増えるのではないかという危惧もあって、これは危惧じゃなくてたぶん現実なんでしょうね。
 体罰に頼る教育はよくない、なぜならすぐにエスカレートして虐待に結びつくから。ということは強調しておきますが、体罰は絶対駄目というのも極端に走りすぎで、言葉が通じないときにお尻を叩くとかほっぺたをつねるとか、そのぐらいの体罰はあって当然かと思います。要するに、極端に走らずに適当にやれということですが、これもまたある意味で“完璧”を求めてることになるんですよねえ。完璧な適当さ。うーん。