先月買った本。
- 「WAKIWAKIタダシさん(2)」/阿部川キネコ ISBN:4812463009
ほのぼの夫婦マンガ完結。まあ、キネタン読者としては素直にほのぼのものとしては読めないわけですが、それもまたよし。あーまっすぐになりたい。
WAKIWAKIタダシさん 2 (2)
- 「AMAKUSA1637(11)」/赤石路代 ISBN:4091302440
いよいよ佳境へ。というか、もう一揆軍対全九州の戦が始まってるわけで、これからどれだけ歴史を動かしていけるのか。もう幕府転覆か九州独立か、さもなきゃバッドエンドになるしかないわけですが、どこまでやれるのか。作者が滅びの美学に惹かれてたころからの構想みたいだから、もしかしたらってこともありえるかなあ。
いっこだけ、クリスマスを祝ったのは新暦ですか(日本の)旧暦ですか?
AMAKUSA1637 11 (11)
- 「7SEEDS(7)」/田村由美 ISBN:4091380190
夏Aチーム登場。やはりエリート集団なのね。わかってみれば計算ずくで展開されている各チームの描写が、毎回楽しめて楽しめて、どうしましょうという感じ。
それにしても(しつこいようですが)前巻の帯*1には腹が立つ。「(連載では)5チーム集結」って、この7巻に収録されている分のことだよね。これを書いた編集者は「集結」という日本語の意味を知っているのか。小学館国語大辞典を引いて調べたのか。全チームが(というか夏Bと春のチームが)出会えるのか、出会うとしたらどうなるかが、この作品の最重要ポイントでしょうが。「詐欺と言われてもしかたない」じゃなく、これはもう明確に詐欺じゃないか? 作品自体が素晴らしいだけに、周辺にいる無能が腹立たしい。無能は無能なりに作家に好きなように描かせているみたいだから、『Flowers』が生み出す成果にはまだ期待しておきますが。
7SEEDS 7 (7)
- 「ボクのプラチナレディー(1)」/八神千歳 ISBN:4091302602
ここのところ伸びてきた(と思ってる)注目株の新作。ビンボー人が金持ち学園に入ってしまって一騒動、という定番のネタを、ちゃんと読ませています。これがけっこう大事で、金持ち側の設定にやたら凝って謎めかしても、単に作者の自己満足になるだけなんですよ。そういうのが好きな読者はいいんだろうけど、ビンボー側にちゃんと視点を据えてメリハリを利かせないと、嘘くさくなるだけでね。
ボクのプラチナレディー 1 (1)