黙然日記(廃墟)

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わたしの意見。

 ツッコミだけではなんなので、各社報道をふまえて自分の意見も。
 産経はそもそもの番組内容、ひいては番組で扱われた民衆裁判がデタラメだという点を強調していますが、それはこの問題の本質じゃないのでは? たしかに、「裁判」として見るとひどいものだったのは事実みたいですが、今それを言うべきなんでしょうか。
 問題は「政治家が立場を利用してNHKという報道機関に対し番組内容に干渉したかどうか」であって、その内容についてはぶっちゃけどうでもいいはずなんですがねえ。もちろん、詳細な経緯を検証する段階では、番組内容がどんなものだったか、どう変わっていったかに言及されるのは当然ですが、それは言ってしまえば枝葉末節でしょう。細かいところにこだわって本質を見逃すのが報道の仕事でしょうか? 
 そもそも、政治圧力を全面的に否定するというスタンスだけは守らないと、ジャーナリズムは、ひいては民主主義は成り立たないはずです。これは強く主張しておきます。体制にすり寄る報道には、なんの価値もありません。このblogも報道の一つであるという自戒を含めて。