黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

昨日買った本。

 というわけで改めて読後感。結局ももえサイズから読みはじめた。

 電撃版の冒頭を読んで、ああやはりこりゃ旧版を読んでおかないとだめだと思ったところで、たまたま漫画専門店の近くへ行く用事があったので覗いてみて、店頭になかったので思い切って店員に訊いたら在庫の中から出してきてくれた。ちなみに両方初版。最初の衝動買いのおかげでえらい出費に。
 という経緯で3冊通読したんですが、けっこう読むの疲れるな。最初と最後でえらく絵柄が違うわけですが、勘定してみたら7年か。無理もない。
 「存在を肩代わりする」という概念が「電撃〜」だけではわからなかったのが旧版に手を出した最大の理由なんですが、最初から読んでもやっぱりよくわからない(笑)。死神のシステム自体が破綻することにならないか? 全体的にギャグかと思えばストーリーの継続性の方に作者の目が向いてるようで、そうするとこれはいろいろ突っ込みたくなってしまう。
 ビジュアル面ではたいへん楽しめました。里見英樹ラヴ。

 くどいようですが6年ぶりの新刊。一つの事件といってよろしいかと。実際に店頭で目にするまでは出るって信じてなかったしね。しかし、最初に通して読んだときの衝撃は期待すべくもないのかなあ*1
 さて、北島マヤってもっと萌えキャラだったはずなんだけどな。いやマジで。遊園地のくだりではかつての片鱗をちょっとだけ感じたので、作中での悩みがキャラの外面にも現れていると考えれば、やはりこれは驚嘆すべき描写力なんですが。
 悩みの過程というのは、通読するときには興味深く読めるのでしょうが、6年ぶりの新刊発売というイベントの結末としては物足りない限り。うまく作者に神様が降り続けてきて続刊を早く出してくれることを期待するばかりです。

*1:最初に手を出したときはたしか34巻までまとめ買いして、一晩で通読しました。多くの人が語ってることですが、これだけのことをさせる作品は滅多にないでしょう。