黙然日記(廃墟)

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国語は得意だけど好きじゃなかった。

 一緒に買った本なんだが、ちょっと別カテゴリで。ここで購入報告するのはコミック単行本に限ろうと思ってたんだけど、この本に関連していろいろ主張したいため。

 漫画好きとしてサイバラの本は読むし、SF者のはしくれとして清水義範もチェック入れてるので、このシリーズは楽しみ。とか言いながら毎回文庫で買ってるんだが。
 というわけで内容については満足なんだけど、世間では算数(数学)に対する反感がこんなに強いとは思わなかった。この本もそのために途中で路線変更を余儀なくされたらしい。内容がどうとかじゃなくて、「算数」と聞いただけで感情的に反発されるんですね。わたしは算数が得意な子供だったからか、どうもそういう感情が理解できない。
 高校数学で完全に落ちこぼれたから、「理屈はわかるんだけど問題が解けない」という感覚は理解できるけど、それで嫌いになるってことはなかったけどなあ。もちろん理解できない授業は苦痛だったし試験で0点を取るのは気分が良くなかったけど*1、それは自己責任で納得できる年齢になっていたからだろうか。今でも、できれば微積分は理解したいと思ってるんだが、どうも無理みたいだ。
 「機動戦艦ナデシコ」のOP「YOU GET TO BURNING」に「けして解けない方程式を〜」という歌詞があって、中学数学つまり数学の基礎は理解できてその考え方が好きな人間としては、「解けない方程式なんかあるか」と言いたくなるんですが、それを言っただけでも反発されるんですよね。不思議。方程式の解き方って、そんなに世間の理不尽さの象徴にされるようなもんなのか? むしろ文系科目の方が理不尽な点が多いと思うんですが。

*1:しかし数学IIの範囲は0点しかとれなかったのに、なんで高校卒業させてもらえたんだろう。自分に限ったことではないけど、不思議だ。