黙然日記(廃墟)

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アメリカンジョークとかも含めて。

 今のアメリカは世界中で嫌われているわけだが、どうして彼らはそれを自覚できないのだろうか。世界で最大の情報発信地であるという事実を、世界中の「すべての」情報発信地であり受信する必要はない、とでも脳内変換しているかのようだ。
 イラク戦争に反対したのはフランス政府だけではない。小泉のトンチキが*1お追従を垂らす以外は多数の日本人も反対しているし、まず世界人口の過半数は反対していたと思って間違いない。
 そりゃもちろんフセインは、逮捕して裁判にかけるべきだ。しかしそのためのコストがあまりに高すぎたという判断はできないのだろうか。
 と、まあこんな感じのブッシュ批判はいくらでもできるのだが、ジョージ・ブッシュ・ジュニアが本物の馬鹿であることは「華氏911」を観なくても(本人以外は)誰でも知ってることだ。
 わからないのは、その馬鹿を引き続き最高指導者に選ぼうと思っている「善良な市民たち」のことだ。一人二人や百万二百万いたっていいのだが、どうやら(どちらにしても)ほとんど半数いるらしい。内向きには優れた指導者に見えるのかもしれないが、外から見たら馬鹿でしかないし、善良な彼らは「外から見られている」という自覚がないらしい。南部白人の夜郎自大は有名だが、全米的にこれほどまでとは思わなかったよ。


 とまあここまで書いて、我が国のトンチキもいちおう選挙の洗礼をくぐってはいることに気がついた。直接選挙じゃないからとか理屈はつけられるが、この国民の一員である限り、あんまり偉そうなことは言えないのかもしれませんね。実に口惜しい。

*1:日本国民が彼に信任したのは構造改革を含めた経済問題のみであって、靖国参拝イラク派兵ではない。