黙然日記(廃墟)

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嫌韓について。

 この前書いたことと重複しそうだけど、面白そうなスレが荒らされちゃったんでその憤懣を込めて。
 とにかく嫌韓厨は、空気を読めない。どんなに関係ないスレでも板でも、韓国がらみのネタを発見すると食いついて、その場所とは関係ない話題を延々と続ける。これは掲示板上では最大級の悪事なんだが、どうやらそういう自覚もないらしい。
 平たく言えば馬鹿なんだが、数が多いからやっかいである。そして馬鹿のくせに「自分たちは賢い。正しい知識を得て今までの洗脳から解かれた。これを皆に伝えて洗脳されてる人を救わなければ」というミッションに取り憑かれてもいるらしい。*1
 その「正しい知識」の出どころが、“便所の落書き2ちゃんねるからというのが笑わせる。いや、2ちゃんねるは好きだし、使い方次第で評価できるんですけどね。
 2ちゃんねるが始まったころの嫌韓発言は、メインストリームに対する異議申し立てという意義があったと思う。それは評価している。別の視点を提供するということは大切だからだ。しかし2ちゃんねる自体が巨大な社会となった今、その主流に沿う形でまき散らされる嫌韓発言に、そうした意義は認められるだろうか。
 彼らは「日教組や左翼マスコミによる洗脳から解かれた」と主張するわけだが、どう見ても別の方向に洗脳されているだけだろう。まあ、わたしだってメインストリームに洗脳されていると言われればそうなのかもしれないが。
 オウム元信者の社会復帰に関する本などを読むと、洗脳解除には「洗脳の手段を使って社会常識を叩き込む」方法しかないらしい。洗脳を否定するために洗脳を使うこの方法は、しかし便宜的に認めざるを得ない。そうした上で「複数の価値観を認める」という価値観を叩き込んでおいて、あとは本人に判断させるしかないのだ。これはおそらく絶対の前提であり、判断した結果が「他人による複数の価値観を認めない」というものだったら、これは絶対的に間違っている。この基準だけは保持しなければならない。


 各論についての反駁はきりがないので、また今度ネタ切れしたときにでも。「なんだかんだ言ってもお前ら焼肉好きなんだろ」とでも言っておく。
 あ、ひとつだけ。わたしはビビンバがあまり好きではない。というか普通に食べるのはいいんだが、全部徹底的に混ぜなきゃいけないと言われると抵抗がある。それはそれでうまいが、日本の丼もののように混ぜないで食べた方がうまいと思うんだけどなあ。

*1:「勤勉は馬鹿の埋め合わせにはならない。勤勉な馬鹿ほど始末に負えないものはない」出典は忘れた