産経、いろいろやらかす。

ジブリの“反戦”アニメ、実は「嘘」
https://twitter.com/SankeiNews_WEST/status/816548462544072705

　記事の見出しはもう少しマシですが、Twitterでのキャッチがひどい。直木賞は小説に与えられる賞であり、ノンフィクションが対象ではありません。フィクションを指差して「嘘が書いてある、あいつは嘘つきだ」とわめく奴を、どう扱えばいいのでしょう。少なくとも、マスコミの片隅にでもこんな人間がいることを、我々は恥じねばなりません。
　野坂昭如は『火垂るの墓』で妹が死んだと書いたことを悔やんでいたという話はよく聞かれますが、映画では主人公も（たぶん）最後に死ぬので、その後成長して『おもちゃのチャチャチャ』『ハトヤCMソング』などを作詞したり、小説を書き始めたりできるわけがありません。そこのところがフィクションであることは誰にでもわかるのです。フィクションとしてのテーマは明確であり、なんの問題もありません。《反戦》作品をdisれればなにをやっても許されると思っているのでしょう。

ホームに人…新快速にはねられ、４９００人影響　兵庫・ＪＲ宝殿駅 - 産経ニュース
http://megalodon.jp/2017-0104-1511-43/www.sankei.com/west/print/170104/wst1701040049-c.html 〔ウェブ魚拓〕

　亡くなられた方に哀悼の意を表します。合掌
　で、「線路に人」か「ホームから人」でしょう。《ホームに人》がいるのは当たり前で、それで電車に跳ねられちゃたまりません。産経は、ストレートニュースの見出しもまともに付けられないのでしょうか。もう「新聞」を名乗るのなんかやめちまえばいいのに。