正論とベン図。

　すごくどうでもいい話で申し訳ないのですが、本日で当ブログは3650日目です。閏日を勘定に入れていませんが、丸10年ということで。逆に言うと、さぼった日数が1年半分にもなるわけですねえ。すみません。まあ、ここ3箇月ばかりは調子よく続いているので、このペースでなんとかがんばります。

【メディア裏通信簿】最高裁がファシスト擁護だって？　夫婦別姓論者のご乱心にあんぐり… - 産経ニュース
http://www.sankei.com/entertainments/print/160226/ent1602260023-c.html

　そしてこの10年間、産経はずっと異常だったんですが、選択的夫婦別姓がテーマになると、ことさら異常になりますね。なんかもう、アレ、的な。ていうかそのものな。この文章は（「記事」じゃないわな）月刊誌「正論」に掲載されたものですが、なんかちょっとあまりにアレげだったので、取り上げます。ただ、異様に長いので、斜め読みしかしていません。
　夫婦同姓強制主義者を「ファシスト」と評した人がいるからといって（本人もそれは過激すぎる言い方だと認めているわけですが）、じゃあ最高裁はファシストの集まりか、と、絵に描いたような詭弁を弄します。
　夫婦同姓“強制”主義者（この特命文章の筆者など）が「ファシスト」なのであって、「同性でも別姓でもいいよ」という判断を下した裁判観は、ファシストではありません。簡単な詭弁なのですが、これたぶん、本人は本気で「うまいこと言った」と思ってるんでしょうね。論理的思考をする訓練をふだんから積んでいない、そしてできない、証拠みたいなもんです。集合論とかベン・オイラー図式とかは、数学じゃなくて国語の時間に教えるべきでしたね。数学ができないことを自慢げに言う奴を、世間一般では「馬鹿」と呼びます。ああ書いちゃった。しかし、書かざるを得ないでしょう、もう。