産経抄の元首相観。他。

　まだお盆休みだよね、休んでいいよね、とか言いたいのですが（明らかに別の理由で疲労困憊している）、そうもいかないので、軽く。*1

【産経抄】８月１５日 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/150815/clm1508150002-c.html

　元従軍慰安婦の心を真剣に受け止めるなら、できれば日本国内閣総理大臣の肩書きのまま跪きたいのが、人としての心情でしょう。人の心があるのなら。
　安倍晋三閣下様を批判した5人の元首相に《「首相の資格」をうんぬんできる人は見当たらない》ときたもんです。まあ2箇月で辞めざるを得なかった人とかは気の毒ですが、長く続ければ首相の資格ができるというものでしょうか。資格というより、器ですね。安倍晋三という人に、首相の器があるでしょうか。
高校教科書が菅直人元首相の失政を指摘していることは知りませんでしたが（当時のマスコミの風潮にはいまだに違和感があります）、産経新聞が山川出版社の記述を鵜呑みにするとは解せないことです。
　大統領経験者が国家の難局に立ち向かうという米国の伝統はけっこうなもので、日本の5人の元首相もそれに習ったものでしょう。安倍氏をこのままにしておくことは、明らかに日本国の難局ですから。

【主張】戦後７０年談話　世界貢献こそ日本の道だ　謝罪外交の連鎖を断ち切れ - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/150815/clm1508150001-c.html

　戦後70年安倍談話についても、それを翼賛する産経「主張」についても、もうなんにも言いたくないです。ひとつだけ言いましょうか。誤るべきときに謝れないのは、人の心がわからない、人間のくずです。

*1:とか書いてから、アップが3日後になってしまいました。ほんとにへろへろ。参加者の皆様、お疲れさまでした＆ありがとうございました。