産経の上映観。

　3/16分です。

ビバリーヒルズで反日宣伝　「尖閣は中国領」を訴える映画上映　（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140316/chn14031610130000-n1.htm

　ロサンゼルス支局の中村将記者。中国政府の主張を反映した映画といっても、制作主体がどこなのかわかりません（製作は米国の映画会社）。そして《招待客のみの１日限りの上映》であとはレンタル・販売のみというのは、普通は「上映された」ではなく「試写会があった」と表現します。また、記事のこのあたりでは「上映」と書いているのですが、後半になるとなぜか「放映」という単語が出てきます。これはテレビなどで映画を放送することで、今回の映画（というかVシネ）にはどう考えても当てはまりません。《放映した映画館》という、聞いたことのない日本語が出てくるのですが、産経記者の言語感覚はどうなっているのでしょうか。校閲しない校閲部も、今に始まったことではないとはいえ、呆れたものです。