産経阿比留記者のネット世論観。

【阿比留瑠比の極言御免】「ネット世論」にすくむ中韓指導者＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130912/plc13091211250004-n1.htm

　中国や韓国では、「世論」に押されて政府も反日で強硬になっているのだ、というのが阿比留氏の見立てです。しかし、既存メディアが政府に統制されている中国ではネット世論が政府を後押ししているのに対して、韓国では自由な既存メディアがその役割を果たしている、とも分析しています。だとしたら、見出しの《ネット世論》は羊頭狗肉ですね。本文でも、中国の事例を細かく伝えているのに対して韓国の扱いはおざなりです。「中韓」言いたかっただけちゃうかと。阿比留氏にとっては、中国と韓国が（社会の体制がまったく違うのにもかかわらず）一枚岩で同じ行動をとってくれないと、困るのでしょう。敵は強大に見せかけた方が、なにかと都合がいいからです。姑息なやり方と申すべきでしょう。