黙然日記(廃墟)

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産経阿比留記者と安倍首相の憲法認識。他。

【阿比留瑠比の極言御免】平和憲法 めぐみさんを守れず+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130719/plc13071911150002-n1.htm

 はいはい。電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、みーんな平和憲法が悪いのよ*1
 拉致被害者家族の一人で家族会幹部である人物が阿比留記者に送ったという手紙から始まります。あの有名な阿比留記者に手紙を出そうと考える時点でどうかと思うわけですが、その内容が「憲法改正しないと北朝鮮と対決できない」となると、さらに首をかしげてしまいます。被害者家族の方々は平均的な市民であり、法律や外交の専門家ではありません。その被害の苦しみには最大限耳を傾けるべきだとしても、彼らの憲法に関する提案がすべて受け入れるべき正しいものだという理屈は成り立ちません。
 平和憲法が拉致を招き被害者を取り戻せない国にしたと阿比留記者は言います。では、戦争ができる憲法を持ち、準戦時体制が続いている韓国で、北朝鮮による拉致被害者が日本の数十倍に及び、帰還の目途も立っていないのは、どういうわけでしょうか。この阿比留記者の主張は、安倍晋三首相のそれと共通するそうです。我が国の首相は、法律にも外交にも無知であるとしか言いようがありません。のみならず安倍氏は、拉致事件憲法前文を無理矢理結びつける文章も発表していたそうです。孫引きになりますが、《〔警察が拉致実行犯を逮捕しながら〕『平和を愛する諸国民』との対立を恐れたのか、実行犯の一人を釈放した》などというひどい文章を発表した直後に、その人物が日本国首相になってしまったということは、いくら悔やんでも悔やみ切れません。この阿比留記者のコラムは、言わんとするところと鏡映しに、さまざまなことを浮き彫りにしてくれたようです。

【編集日誌】共犯6人暴いた「足跡」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130719/crm13071907180003-n1.htm

 まだ容疑者が逮捕された段階で、その大半は未成年であり、唯一の成年者は現時点で否認していると報じられています。《共犯》《暴いた》とは、いったい何のことでしょう。刑事訴訟の基本も知らずに、菊池昭光社会部次長は、いったい何年間、どういう姿勢で事件報道に携わってきたのでしょう。産経社会部は、政治部に比べたらマシ、ということを何度か書いてきましたが、報道機関としてはやはり低レベルだと言わざるを得ません。

*1:戦前の逓信省の責任じゃないかと思いますが。