産経地方部の地方観。

【ｆｒｏｍ　Ｅｄｉｔｏｒ】地方にも波及する大衆迎合＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121031/lcl12103107410002-n1.htm

　福島徳地方部次長による、地方の視点からのコラム……と言いたいところですが、地方の問題を取り扱いながら強烈な中央集権指向に閉口します。原発是か非かは国全体の問題だとしても、原発立地点における「原発是か非か」は、また別の問題として、自らの安全をかけて考えねばならないものです。よりシビアな結論になるのは当然ですし、その総和がけっきょくは国全体の原発に対する考え方となるのです。さらに言えば、住民であり国民である一人ひとりの意志が、国全体のあり方を決定していくのが、民主主義というものです。国民と国土を守るとは、そういうことではないでしょうか。福島記者にはそういう視点はなく、紂王が決めたから、あるいは産経がその立場に賛成だから、地方は従わねばならないという気配がありありです。なんのための地方部という部署なのでしょうか。