黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経論説委員長の「日米同盟」観。

 毎日更新が目標と言った口の端から2日もさぼっています。すみません。とりあえず17日分。

【風を読む】論説委員長・中静敬一郎 オスプレイが日本を救う日+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120717/plc12071707390007-n1.htm

 なんだと思えば、尖閣諸島有事の際に米軍が助けてくれる、そのときオスプレイは役に立つ、日本を救う、というのですが。
 尖閣有事の際に、あるいは日本が軍事的有事に陥った際に、米軍が動いてくれる保証が、どこにあるのでしょう。最近、非常に疑問に思っています。先日も、「ミサイルが米本土を狙ったときだけ迎撃する」つまり日本を狙っても迎撃しない、勝手に日本が対応しろ、という通告の話がありました。尖閣諸島領有権問題そのものについても、米国は沈黙を保ち、少なくとも日本を積極的に擁護していません。米軍の配置も戦略拠点である沖縄を重視し、朝鮮半島有事などの際に危機に面する日本本土を守るためとは思えない面があります。日米同盟は本当に機能しているのかを、問い直す時期ではないでしょうか。「片務的」とよくいわれますが、日本だけが基地提供などで奉仕し、さらに集団的自衛権を求められ、米軍はそれにタダ乗りしている「片務」なのではないか、という疑いを持ってしかるべきではないでしょうか。
 中静論説委員長の、甘っちょろい「日米同盟」観は、産経の視点としてまだまだ続くのでしょうね。