産経抄、かめはめ波に挑む。他。

【主張】ＴＰＰ参加　もはや先送りは許されぬ (10/9)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111009/plc11100903030001-n1.htm
【主張】ＴＰＰ参加　首相が決めずにどうする(10/12)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111012/plc11101202500003-n1.htm
【主張】ＴＰＰ　首相は参加決断の時だ　根拠なき不安の払拭に全力を(11/2 2本分)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111026/plc11102603010000-n1.htm
【主張】ＴＰＰ　先送りやめ首相が決めよ(11/5)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111105/fnc11110503100003-n1.htm
【主張】ＴＰＰ　首相は迷わず参加決断を(11/10)←New!!
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111110/plc11111002550003-n1.htm

　いやもう、ここまで来ると笑えます。見出しをいちいち考える方もたいへんでしょう。

【産経抄】１１月１０日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111110/plc11111002540002-n1.htm

　ある世代以後の人なら誰でも、幼いころには本気でかめはめ波を出そうと練習したものと思います。わたしの世代だと、まあ、風呂敷（というものがあったのですよ）をマントにしたりとか。でもやがて、それで攻撃したり空を飛んだりはできないことに気づくものです。現実とフィクションの区別はつけたいものですね。この区別が付かないところが、いつもの「産経抄」ですが。
　そのフィクションを援用して、TPP参加への是非を論じているわけですが、結論は曖昧なままです。作中人物への評価が分かれる、というところで終わっています。「主張」の威勢の良さとは天地の違いなんですが、もうちょっと文を鮮明にして原理を統一できないものでしょうか。産経は得意なはずなんですが。