産経「主張」、宣言する。

【主張】民主党公約　国家戦略の明確化が前提 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/282869/

【主張】自民党公約　米へのミサイル迎撃評価 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/284854/

　両党の発表を受けた、上は7月28日付、下は8月1日付の「主張」です。比較して読んでみると、たいへん面白いですね。形だけの評価、形だけの批判はあるものの、民主党のマニフェスト各項目にはいちいちネガティブなコメントを、自民党のそれにはいちいちポジティブなコメントを並べているあたり、もうはっきりと「私たちは負け組に乗っかりました」と宣言してしまえばいいのに、と思います。
　見出しがいずれも「公約」となっており、本文でも「マニフェスト（政権公約）」としていますが、見出しとしての字数制限はあるにせよ、（長年の政権政党による空手形の連発のせいで）「公約」と別に「マニフェスト」という概念が必要になったことを、きちんと理解しているのでしょうか。これは、“マニフェスト”を出した少なくとも一方の政党にも言えることですが。