古森義久氏、寝言を言う。他。
「犯人手記」問題で注目集まる新潮の対応 朝日支局襲撃
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/240041
花田紀凱氏「間違いを検証、発表するしか」 朝日支局襲撃
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/240051/
「週刊新潮」で大誤報(としか思えないもの)をやらかしたのに、それを認めず謝罪もしない新潮社に対し、産経新聞が批判を強めています。今日配信の特集記事と、それに合わせた(元同業者である)常連ライターの寄稿ですが*1、なんでわざわざブーメランを投げるんでしょうねえ。マゾ? とりあえず、メモ的に残しておきます。そのうち「産経はこないだこう言ってたじゃないか」と引用する日が来そうな気がするので。
古森義久氏、寝言を言う。
北ミサイル発射 日米同盟の「新たな真実」 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/239703
北朝鮮のロケット発射について、古森義久氏も記事を書いています。当然のことであるかのように日米同盟の強化を言いつつ、最近の古森氏の傾向としてオバマ政権への批判をしているので、結局何が言いたいのかわからない記事になってしまっています。
オバマ政権のゲイツ国防長官が「北朝鮮のミサイルが米国本土に向かってこない限り、「迎撃の計画はない」と断言した」ことから、日米安保条約に反して米国が日本を守ってくれない、「新たな真実」の時代が来たと論じているわけです。かといって、じゃあもう米国をあてにするのは止めよう、という話にはまったくならないあたりが、古森記事の味わい深いところです。
ところで古森氏は、「同政権の「二国間よりも多国間」という基本姿勢」を強調しています。
オバマ米政権「2国間」に傾斜 同盟に溝? - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/240024
一方、ワシントン支局の有元隆志記者は、こんな記事を書いています(連載「北からの衝撃」の(中)のようです)。事実関係や結論はほぼ同じなのですが、見方がだいぶ違うようです。古森氏の、「ねえったらぁ、アタシ(日本)のことだけ見ててよぉ」というピロートークが聞こえてきそうな気がしますね(おええ)。
NHKが「北朝鮮の飛翔体」と呼ぶのはなんのか。 - ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/982466
というところで古森氏のブログを見てみると、こんなエントリが上がっていました。見出しの脱字はともかくとしても、古森氏の劣化は目を覆わんばかりです。衛星軌道への投入をNORADが確認していない→目的は最初から人工衛星ではなく弾道ミサイルだったという素晴らしい論法には、ほとほと感じ入ります。北朝鮮に人工衛星を打ち上げる技術力がない、という単純なことを、どうして考えられないのでしょうか。北あるいは仮想敵国の技術力を過大評価しないと、危機を煽るデマゴーグは務まらないのでしょうけれど。
さらに、NHKがこの物体を「ミサイル」ではなく「飛翔体」と呼称していることにもいちゃもんをつけ、「事実上の国営放送」がなんたることか、と言っているのですが、この呼称は日本政府発表によるものです。
○北朝鮮による飛翔体発射について - 官房長官記者発表(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2009/04/5_p.html