古森義久氏、君が代を歌う。

ワシントンの「君が代」―――日本をどう継承するか - ステージ風発：イザ！
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/523113

　ワシントンD.C.にある日本語継承センターという、日本人学校ではない日本語学校での出来事を紹介しています。エントリはおおむね「あめりかノート」というコラム記事からの引用なのですが、いままでこんな題名のコラムはありましたっけ。iza!には配信されておらず、MSNで検索してもこの1件しか出てきません。

【あめりかノート】ワシントン駐在編集特別委員・古森義久 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080324/amr0803240325001-n1.htm

　これを開くと、いきなり古森氏の顔が出てくるのでびっくりしないように（笑）。エントリの方には可愛らしい子供たちの写真が掲載されています。
　最初読んだときは、どういう意図なのかよくわからなかったのですが、コメント欄を見ると、どうやらお涙頂戴のエントリらしいです。「泣いた」というコメントが複数ついていました。わたしも涙腺が緩い方なのですが、残念ながらさっぱりでしたね。“泣けるモチーフ"であることはわかります。たとえば小松左京『果しなき流れの果に』で日本人が『君が代』を歌うシーンでは*1涙が止まらなかったのですが、まあ、あれと比べちゃ小松氏に申し訳ないか。
　紹介されている子のプロフィールには、『Gu-Guガンモ』のリンダ・スカイラークや『苺ましまろ』のアナ・コッポラを思い出しました。いやまあそれはともかく、著名活動をしていない子供のフルネームとプロフィールと写真を赤の他人がblogに公開してしまうのは、不用心というか無神経な話だと思います。父親はブルームバーグ東京支社次長兼記者を務めた方だそうで、普通にジャーナリストまたは一般社会人としての常識を持っている人だと思うのですが、大丈夫なんだろうか。

*1:ここんとこ強調を使いましたが、本当は傍点だと思ってください。