黙然日記(廃墟)

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なぜ政府のIT政策はことごとく頓珍漢なのか。

asahi.com:政府、ウィニー対策ソフトを開発へ 実用化は不透明
http://www.asahi.com/national/update/0426/TKY200604260404.html

 すごい。これはすごいことですよ。


 すごい馬鹿。


 国が作ったツールで対策させるというのも馬鹿なら、仕組みも大馬鹿。バーチャルマシンを使って不審な動作を遮断するらしい。それを来年までかけてやるんだそうだ。
 誰が使うんだよそんなもの。ていうかこんなことに予算を使うぐらいなら、もっと有効な対策を素人でも10通りぐらいはすぐ提案できるわけですが。たとえばセキュアで完成度の高いLinux+Wineでも作って配布した方が百万倍ましなことぐらい、誰が考えたってわかる。
 インターネットを国が管理しようとする試みは(いまのところ)ことごとく失敗しているわけですが、インパクの結果を見てもなにも思わなかったんでしょうかね。
 なんかもう、こんな政府を抱えていること自体が、情けなくてどうしようもないですよ。政権交代がどうとかじゃなくて、官僚全員いっぺん馘にしないとダメ。この国はダメになります。