最近買った本。
今月はさすがに打ち止めなんで、小出しにしていく。
- 「ラブ・モンスター(9)」/宮城理子 ISBN:4088478746
7月新刊だったのか。地味な表紙なんで気づかなかった。
この人は、女性なのにどうしてこんなにヒロインを可愛く描けるんだろうか。「ラブモン」もそうなんだけど、併録の読切「帰宅部小林の恋」の春菜ちゃんがもう可愛くて可愛くて。一目惚れされるシーンの説得力はものすごいですよ。個人的に、前髪を眉上でそろえる髪型は好きじゃないんだけど(瞳ちゃんのような純粋なおかっぱ髪は好き)、そのへんのバランスがぎりぎりで「いい」んだよなあ。うまく説明できないが。
本編の方も面白くなっています。SF・ファンタジーのシリアスをきちんと描ける基本があってこそだろうねえ。かつて少女マンガといえばSFの金城湯池だったのに、24年組を知らない世代の作家が主流になってから、どんどんライトになってきてしまって。この作品もライトっぽく見せているんだけど、なんか骨組みが違うという印象です。
ラブ・モンスター 9 (9)
- 「てけてけマイハート(4)」/竹本泉 ISBN:4812461987
これも7月かな。帯つきを逃したかもしれん。しくしく。
というわけで新婚編。吉田家の人たちがいい味出してきています。竹本泉作品は、読切連作が長く続いても最初の設定にわりと忠実に続くことが多いんだけど(「トラヴィ」のイーナスが1巻の終わりあたりからアレなキャラになっていったのが例外ぐらい)、こうしてコンセプトが変遷しながらも続けていけるっていうのは新境地じゃないかと思ったり。
ところで池田君。いくら結婚までの当て馬役だったとはいえ、4巻でまったく出番なしっていうのは……。
てけてけマイハート 4 (4)