黙然日記(廃墟)

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昨日買った本。

 このぐらいの数なら1日で読めて滞貨にもならないんだよな。当たり前だが。

 いい感じに話が動いてきてわくわく。作者は前々作「蒼の封印」が気に入っていないことを珍しく公言していたけど、やはりリベンジと見るべきなのかな。
 ところで1巻のときから、六花と立夏が漢字違いの同名別人というネタはマンガだからできる表現で、映像化とかできないなあと思っていたんだけど、これ映画になるんだよねえ。二人がいる場面で「六花!」と呼びかけて六花だけ振り向く、みたいな表現があったけど、このへんは脚本家が苦しむんだろうなあ。

 完結。えらい分厚いなあ。完結編と関係ないエピソードは未収録にして、番外編をいくつか描いて33巻出してくれればいいのに。なんてことを考えてしまった。
 完結編は完結編らしく理不尽にいろんなキャラが絡んできて、オールスターのお祭り感がいいなあ。ラモスが出てくるあたり無理ありまくなんだけど、そこがいい。ただ、香港で盗まれた宝石云々のところではフェイツイが出てくるのを期待したんだけど。ラストがああなら三田村館長も絡ませてほしかったなあ。
 とにかくお疲れさまでした。

 たぶんオリジナルの過去話。ガノタではないからどこまで公式設定に基づいていたりすでに述べられているエピソードが含まれていたりするのかはわからないけど、楽しめました。
 ただ、これは基本設定の矛盾なんだろうけど、共和制と君主制が混淆してるイメージになっちゃっているのがどうもなあ。シャアが亡国の王子でなければならないというイメージをうまく生かせてなかったんだろう、と、25年以上前の作品の細かいところに文句つけてもしかたないんだけど。