黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

最近読んだ本。

 ああ。思い出したようにしかここでの紹介してないな。ISBNとかいちいち打ち込むことにしてるから面倒なだけなんだけど。

 完結。1巻のときも書きましたが過剰成長小学生ネタは好きで。この巻ではあんまりその点は強調されていませんが、普通にコメディとして楽しめたのでよし。ヨネのキャラがいいなあ。個人的に好みというのもあるけど、圭との絡みでもう1冊ぐらい続けてほしかった。

 過剰成長小学生(以下略)。菊花の場合、小学生に見えないのが難点ですが。途中で大幅な路線変更があったあと、作者がどっちの方向へ持っていこうとしているのかわからないので、読んでいてちょっと困るかも。スパイラル勝代の予言ははラストへの伏線なのか、それともまた伏線放り投げて終わるのか。投げっぱなしエンドもアリというマンガだから困る。

 いちおう高校生の設定だけどほとんど見た目は巨乳小学生ということで続けて紹介。どうかしてるんじゃないのか>俺。しかし「花になれっ!」全16巻「ラブモン」過去7巻でエロコメ路線続けてきた反動がやっと出てきたのか、8巻はそれ以前の作風を彷彿とさせますね。本来こういう人だったはずで、まあ個人的にはエロコメで続けてほしいのですが、これはこれで読ませるからすごいよなあ。6巻あたりからひよが○○という設定を出し始めたけど*1今度は黒羽がこれですか。なるほど。
 ところで7巻のときに表紙を誉めたんだけど、8巻の表紙怖いよ(笑)

 いきなり飛ばします。実は石川賢大好き。マンガはやはり、やりすぎぐらいじゃないと。
 ていうかゴルフ劇画誌で鬼の力とか日本の霊的守護とかやってんなよと(笑)。連載ではハルカが竜の民という伏線があったはずなんだけど、単行本では削られてるような。「虚無戦記」への統合はなかったことになるんだろうか。がっくし。

 いやぁ。これの冒頭は、連載で読まなかった人は面白くないんじゃないかなあ。それを除いても、じゅうぶん楽しめる単行本ですが。映画はちょっとだけ楽しみかなあ。アシスタント編は混迷してるけど。

 面白いんだけど、タイミング外しまくりな気もする。「池袋ウェストゲートパーク」を連想したし、あっちに較べると絵が以下略だし。そういうこと気にしないで読めば、けっこう楽しめるけれど。なんつーか、ありがち感がなぁ。作者としては新境地なのはわかるとしても。

 あれ? ISBNが変だ。発行所が小学館クリエイティブなのか。
 まあ中身はいつもの赤石流ということで。昔ほど熱心に読まなくなっちゃったなあ。少女マンガより、こうして劇画系の中で紹介した方が違和感がないな。

 誉め言葉が尽きてきたな。余韻がなくてすとんと落ちるエピソードが多いのは意図的なんだろうか。単行本だと切れ目がないのでちょっと読みづらかったり。

 講談社小学館で広告タイアップ。かなり珍しいことをやってますが、それに恥じない期待作。巨匠(もうこの人も巨匠なんだなあ……)が挑む新分野ってとこですか。
 いや面白い。面白いんだけど、細かいところがいろいろ気になって。たとえば1947年の普通の家庭で、実兄を「兄貴」と呼ぶ若い娘がいるだろうか? とか。これは細かい考証にこだわらず、現代語訳で表記してあると解釈するべきなのかなあ。

 美形男が5人出てくる話ということで引いてしまってたのですが、ストーリーの中ではメイン1人サブ1人その他3人と明確に絞り込んでいて、思った以上に読みやすかった。その他扱いキャラのファンには不満もあるだろうけど、マンガとしての読みやすさを優先させたのは正解だったというか個人的に大変助かりました。
 少女マンガ家には男キャラを描くのが好きなタイプと女キャラが好きなタイプといるようですね。高年齢向けやややマニア向けの雑誌では前者が多く、りなちゃでは後者が多い傾向があって、八神は「ちゃお」で男キャラ好きを公言するわりと珍しい作家ですが、男性読者として前者はどちらかといえば苦手なのにすんなり読めるのは、女キャラにもちゃんと案分して描いているからだろうなあ。

*1:読み返すと最初から伏線はあったんだけど。