黙然日記(廃墟)

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産経iza!、ラントス委員長引退を二度報じる。

米下院外交委員長が引退へ がん理由に-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/113307

慰安婦対日非難決議を推進 ラントス米下院外交委員長が引退表明-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/113417

 トム・ラントス氏のご快癒と今後ますますのご活躍を、心から祈ります。
 さて、この引退表明について、産経iza!には二つの記事が出ています。上は3日10:55付の共同通信記事、下は3日22:48付の山本秀也ワシントン支局長による記事です。ホロコーストの生き残りであり人権派として知られるラントス氏の業績について、共同記事は日本人拉致問題の解決を求める「北朝鮮人権法」と北朝鮮外交を挙げています。一方で山本記事は、見出しを含めて3回も従軍慰安婦問題決議に言及し、他にはアルメニア人虐殺問題非難決議にだけ触れています。後出しの山本記事は共同記事を意識して補完したのかもしれませんが(しかし本文である引退声明の部分がかぶっているので、両方読むことを前提にした記事とは思えません)、従軍慰安婦問題にこだわるのはまだわかるとして、北朝鮮の人権問題にも熱心だったことには、触れたくないんでしょうかね。
 それにしても、iza!ブロガーの中には人でなしがいますなあ。山本記者がこういう輩に阿ってこんな書き方をしたのでなければよいのですが。

古森義久氏、リンクを覚える。

ヒラリー・クリントン候補はなぜアイオワで敗れたのか-ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/440685

 いやめでたい。エントリの内容は、アイオワ州党員集会の投票結果を俺は予測していたぞ、というほほえましい内容なのですが、その予測をした自分の過去記事に対して、ちゃんとリンクを張っています。いやいやよかった。やっと覚えてくれましたか。よくできましたぱちぱち。――あとは、他人の記事についてもこれができれば、ですね。これは古森氏が、他人の記事に尊敬を払えるジャーナリストなのか、それともただの唯我独尊なのかの分かれ目になるところですから。
 めでたい話なので、内容についてはおいときましょう。さっそくコメント欄で切葉鳩さんに、「そんな予測は他メディアでもとっくの昔にされていたぞ」という指摘をされていますが、なぁにそのぐらいでめげる人ではないでしょう。