黙然日記(廃墟)

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産経阿比留氏、13文字で済むことを長文にする。

【阿比留瑠比の極言御免】毎日カップ麺なら良い政治家か 「恣意的な切り取り報道」こそメディア不信の元凶 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/print/170714/prm1707140006-c.html

 阿比留くんが、なんか言ってるわけですが。新聞記者(もどき)なら、「読まれるためにはいかに短い記事にするか」「読まれるためにはいかに短いリードにするか」「読まれるためにはいかに短い見出しにするか」、逆に言えば「長い見出し・リード・記事を、いかに読者は読まないか」が、身に沁みているはずです。いかに短くするかで、他の記者は日々苦労しているのに、短い文章で言い尽くせない不安(自らの文章力に対する自信のなさ)から、読まれもしない長い見出しを書いてしまうのです。阿比留氏が「産経抄」の一部を担当している疑惑が、ますます強くなりました。
 ところで、安倍晋三首相や麻生太郎副首相、菅義偉官房長官甘利明前経済再生担当相が、東京都議会選挙で自民党が惨敗した夜にフランス料理店で会合をもっていたことが批判されています。これ、「贅沢だ」という批判があるのでしょうか。「自民党総裁が、開票速報も待たずワインに酔い痴れて現実逃避していたのではないか」というところが批判されているとばかり思っていました。とんだ藁人形ですね。
 《物事の本質とは関係のない一部分だけを切り取り、その時々の事情も背景も考慮せずに、これが実態だとばかりに強調する》のはメディアではなく、安倍氏の得意なパフォーマンスですね。スポーツ選手や芸能人を官邸に呼んで握手させたりする、あれです。
 要するに阿比留氏は、メディアの切り取り異質が不満なのではなくて、「安倍氏が批判されたから不満」なのですね。無駄に長い文章を読んでみて、ソンしました。