黙然日記(廃墟)

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三継承と安倍政権と少女像。他。

産経抄慰安婦問題における「失敗の本質」 1月11日 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/170111/clm1701110003-c.html

 しつこくこの問題に言及しているので、取り上げざるを得ません。在韓日本大使館前も釜山総領事館前も、少女像を建立したのは市民団体なので、韓国政府が強制的に撤去する権限はありません。民主主義を苦労して勝ち取ってきた韓国政府にはわかっていることですが、米国に与えていただいた民主主義にのうのうとしている産経新聞には、それが理解できないのでしょう。ところで山系は、米国の同じ少女像について、なぜ米国政府に文句を言わないのですか? 
 日韓合意における「最終的かつ不可逆的な解決」は、その前提として日本政府の真摯な反省があるはずです。反省の態度をまったく示さずに「解決した」とわめく政府・安倍晋三政権(「THE FACTS」賛同者)は、恥ずかしいもいいところです。韓国が「恨の国」なら、日本は「恥の国」ではなかったですか? 

【主張】テロ準備罪 国際連携に成立欠かせぬ - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/170111/clm1701110002-c.html

 「共謀罪」から呼び方を変えて誤魔化して通そうというのは、国民を愚弄するやり方です。
 テロ対策の必要性は理解しますが、それでもこの法律に反対せざるを得ないのは、従来の政府(自民という政権)のやり口があまりにひどかったからでっす。やくざを取り締まるための凶器準備集合罪や銃刀法で、とれだけの「罪もない」市民が迷惑を被ってきたでしょう。
 本質が「共謀罪」であるのに安倍晋三政権の方針にあっさり従って「テロ準備罪」と呼び方を変える産経新聞の姿勢にも、ここでは注目しておきましょう。