黙然日記(廃墟)

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産経「主張」の白書観。

 「今日は水曜日だっけ。今夜なにかあったような……あ、『めぞん一刻』観なきゃ」と、一瞬考えていました。なんで『うる星やつら』じゃなく『めぞん』だったのかもわかりません。

【主張】防衛白書 周辺環境の厳しさに目を - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/150722/clm1507220002-c.html

 東シナ海のガス田開発については、共同開発条約の交渉を中断したまま勝手に着手している中国の行動は憂慮すべきですが、これを「防衛上の問題」とか言っているのは櫻井よしこ氏と一部の自民党議員と、産経新聞ぐらいなものです。
 思うのですが、今回の安保法案=戦争法案に対して、「これでは日本がいずれぐんじごっかになる」という゛批判に対し、保守派の一部は「PKO法のときも防衛省昇格のときもそんなこと言ってたけど、なってないじゃないか」と反論しますよね。彼からいかに人の言うことを聞いていないかの証明のようなものですが(「いずれ」っつってるじゃん)、ここ10年ぐらい産経新聞を読んでいると、今日にでも中国が尖閣諸島を軍事制圧に来るように思えてきます。あとね、日本のシーレーン防衛で最大の問題は、南シナ海じゃなくてマラッカ海峡の海賊対策ですから。こちらは海上保安庁ががんばっていますが(警察事案ですからね)。
 あと、戦争法案の必要性を白書で述べろとか、無茶言っています。三権分立ってものが理解できていないのでしょう。頭の中は全体主義体制軍事国家。