黙然日記(廃墟)

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産経、広報紙を自任する。

 雨も困りますが、湿度が。湿度が! 布団がじっとりしてるのに干せない! 

高村氏「野党は安保法案理解されたら困ると思っている」首相答弁妨害で - 産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/print/150603/plt1506030010-c.html

 ほんっとに産経は、自民党に都合のいい記事しか載せませんね。
 国民の多くが「安保法案についての説明が足りない」「安倍政権がなにを企んでいるのか不安だ」と考えていることは、世論調査の結果に如実に表れています。ただ、表面的な意味で「説明が足りない」とは、わたしは思っていません。安倍晋三首相は時間を掛けてさんざん言葉を弄していますが、それがすべて人をたぶらかすための言葉であって、本当のところが見えないのです。多くの人も、そう感じているのではないでしょうか。「積極的平和主義に基づいて、国際平和を実現するための集団的自衛権であり自衛隊派遣なのです」「いや、なんかおかしくね? 本音は『戦争をできる国』にしたいんだろ? そこんとこ答えてよ」「……」というのが現状です。国会でも、もう国民は、安倍氏の空疎な言葉など聞きたくありません。本音を答えざるをえない野党の質問にきちんと答えてほしいのに、そこから話を逸らした答弁ばかりしているから批判されるのです。この記事の高村正彦副総裁も同じように話を逸らしているし、産経新聞はその囲いを固める記事で援護しているという構図です。何度も繰り返しますが、(誰でもできるような)経済政策への支持は、すべての政策への白紙委任ではありません。国民の声に謙虚に耳を傾ける姿勢のカケラもない、安倍氏とは何様なのですか。