産経の制裁解除観。

　7/4分です。思い立って検索してみました。『ミクロ決死隊』のタイトルと、ミスター・ネンリキが大塚周夫氏だとわかっただけで満足。

【産経抄】７月４日＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140704/plc14070403060004-n1.htm

【主張】対北制裁解除　再調査を厳しく監視せよ＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140704/kor14070403090002-n1.htm

　なんだかんだ言って、再調査までこぎ着けたことは評価します。ひとり安倍晋三政権の手柄ではないと思いますが。しかしこの期に及んで、産経新聞は制裁一辺倒を主張しています。外交交渉という言葉の意味や意義が、わかっていないのでしょうか。今後一切、産経新聞は「外交」という言葉を口にするな、そんな憎まれ口も叩きたくなります。とにかく、再調査の結果（翻訳すると「産経が満足する『全員生存』の結論」）が出てくるまで、一切の飴を与えるな、と頑強に主張しているのです。それで動くような国なら、12年も苦労はしません。ぎりぎりの交渉をして落としどころを見つける、そういう「外交」をした結果が、今回の再調査組織の設立とそれに対する一部制裁解除なのです。そのぐらいのこと小学生にだってわかるというのに、なんでこの人たちは……。いやもう言うまい。