黙然日記(廃墟)

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産経歴史戦の見る水曜デモ。

 6/23分です。沖縄慰霊の日です。合掌

【歴史戦 第3部 慰安婦 韓国との対話(2)前半】1130回目のソウル「糾弾水曜デモ」、死してなお「反日道具」の元慰安婦+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140623/plc14062308170005-n1.htm

【歴史戦 第3部 慰安婦 韓国との対話(2)後半】連行20万人「みんな嘘と分かっている」韓国研究者 それでも河野談話検証認めず+(1/4ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140623/plc14062314590013-n1.htm

 駐韓日本大使館の前で毎週水曜日に行われる、従軍慰安婦問題に抗議するデモが1000回を迎えたと聞いたのがついこの間のようですが、さらに2年以上続いているのですね。お疲れ様です。
 この連載第3部は、特に現地紀行の(1)から(2)前半にかけて、挺対協を「反日」と決めつけて紹介するなど、最初から先入観でものを見ているので、せっかく現地取材してもぜんぜん意味がありません。産経新聞は取材費の無駄遣いをしましたね。たまに取材したと思ったらこれです。これならいつも通り、ネットで情報を集めて与太を飛ばしていた方がましだったのではないですか。少なくとも、こんな先入観の持ち主でない記者を派遣するべきだったのです。そんな記者が産経新聞に(逃げ出さずに)いるかはともかくとして。
 《〔河野〕談話を根拠にして日本たたきを続けてきた韓国メディア》という部分がわかりません。河野談話を絶対の基準とするかぎり、暴力的な強制連行も20万人連行といった具体的な数字も出てこないのですから、日本側にとって防波堤の役割を果たしてきたことは間違いありません。現在強く抗議されているのは、「河野談話を護れ」、安倍晋三政権や産経新聞河野談話を無力化しようとする行為についての抗議なのだ、という自覚はあるのでしょうか。河野談話作成の経緯が「日本政府の善意」か「韓国側の圧力」かなんて、外交の現場で簡単に断言できることではないでしょう。あうんの呼吸で作られたとみるのが正しいのではないでしょうか。そういう曖昧さを許さないのが、狂信的なイデオロギストの特徴です。阿比留記者が狂信的だと断言するわけではありませんが。