黙然日記(廃墟)

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産経野口記者の遺伝子組み換え観。他。

 5/30分です。暑いですね。うちでも冷やし中華はじめました。以前凝っていたころ、「醤油ではなく塩味の三杯酢たれ(塩小1、砂糖大1、酢大1、胡麻油)で食べたらどうかな?」と思い試してみました。まずくはないけど醤油(大1)の方がうまい、という結論でしたね。昔の人は偉大です。具はワカメとカニカマ。

【主張】拉致再調査 全員の帰国だけが解決だ 結果見ぬ制裁解除を危惧する(1/4ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140530/kor14053003290001-n1.htm

 北朝鮮による日本人拉致について口先だけでなにもしてこなかった安倍晋三政権ですが、ようやく成果らしいものを見せました。といっても、まだ第一歩のその手前です。で、産経「主張」はその安倍政権の責任を追及することなく、北朝鮮に対してあいかわらず、あいっかわらず、ひたすら「制裁だ、制裁だ」と言い続けるだけです。他に能がないのでしょうか。駆け引きというものを知らないのでしょうかね。よくそれで社会生活送れてますね。北朝鮮が「遺骨」という単語を出しただけで、拉致被害者の遺骨と称するもの(DNA鑑定できる状態のものとは思えず、真相はいまだに不明)の話で意識が膠着してしまうのも、頭の悪い証拠です。日本人が日本国内として朝鮮半島北部に作った墓地と遺骨はいまだに残されており、その遺族を探して変換しようという人道交渉の話が出ていたことを、産経論説委員は忘却してしまったのでしょうか。驚くべき記憶力の欠如です。そのほかにもいわゆる日本人妻の帰還問題など、拉致以外の人道問題があることを、産経は忘れているのか認めたくないのか、ひたすら話を逸らそうとしますよね。そして《全員の帰国だけが解決だ》。全員の。わたしも全員の生存を願う立場ですが、それ「だけ」が解決であり、それがなされなければ一切の人道支援も交渉もまかりならんというのは、もはや人を愚弄した態度と言ってもいいでしょうね。

【軍事情勢】マッカーサーが造った「遺伝子組み換え人間」(1/5ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140530/plc14053008210009-n1.htm
 聯合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサー米陸軍元帥(1880〜1964年)は、遺伝子工学の権威? そうでなければ突如、戦後の日本で増殖・跋扈し始めた「遺伝子組み換え生物」のような新種の“日本人”発生の説明がつかぬ。

 強めの電波キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! しばらく前から話題になっていたのぐっちこと野口裕之記者のコラムですが、ようやくMSNに転載されたので取り上げます。
 まず、この見出しに「DNA」と書かなかっただけでプラス1ポイント上げましょうかね。「遺伝子」のなんたるかがわかってないところでマイナス100万ポイントですけど。そして途中にやっぱり《左翼的DNA》と使っているので、差し引きマイナス100万点ということで。
 「ご高配を賜りたい」を《「ご交配を賜りたい」》とか、くだらない下ネタ書いてますが、『スマ●ルプリキ●ア』のEDで《希望乗せ行こう》が「希望の性交」に聞こえるわたしだって、そんなことは人前では書きません。「遺伝子組み替え」と「交配」が関連語だからというつもりなのかな。わかりません。
 《国際が公認・保障する自衛権を、自国でいかに扱うかは国家主権の基本》と書いているのは(「国際」じゃなくてたとえば「国際法」だろう、とか細かいところは置いといて)、「保有しているが行使できない」と扱っている現行の憲法解釈を、理不尽だ支離滅裂だとけなしてきた産経記者らしからぬ書きぶりですね。「行使しない」という扱いをするのもひとつの判断だ、というだけの話なわけです。
 《遺伝子組み換え人間》とやらがなにを指しているのか、のぐっちは説明していません。どうやらマッカーサー憲法を受け入れ平和を望む人間は《遺伝子組み換え》されていて《真性日本人》とやらではない、らしいのですが、まるでわかりません。《真性日本人》とやらは、思想と遺伝子の両面で定義されるのでしょうか。ヒトラーの自民族至上主義にも似ていますが、なんの関係もない《遺伝子》を持ち出してくるあたり、なにか強烈な電波を想定しなければ解釈不能です。やばいところに踏み込みつつあるのぐっちのこの先を、固唾をのんで見守ろうと思います。