産経編集長の移民観。他。
5/28分です。TPPに賛否はありますが、焦点となっている安い豚肉の輸入について、現在は1kgあたり480円の関税がかかっていると知り、ショックを受けています。少しでも安い食材を求めて輸入豚肉100g84円+消費税*1を愛用している身としては、この半分以上が関税なのかと。国内産業保護もわかりますが、あまりに消費者に不利益になっているのではないでしょうか。
【編集日誌】統合と移民 人ごとではない - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140528/erp14052808140002-n1.htm
欧州議会選挙で、統合反対、移民反対の極右政党が歴史的勝利を収めたことについて、日本における排外主義の総本山である新聞の乾正人編集長が、なんか書いています。極右政党躍進に内心で快哉を叫んでいるのがありありとわかりますね。《日本の政治家も他山の石として》というのは、移民排斥の動きに警戒すべきと言っているのか、はたまたその逆なのか。
【主張】典子さまご婚約 歴史に思い馳せ慶事祝う（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140528/imp14052803130002-n1.htm
典子女王殿下のご婚約内定をお慶び申し上げます*2。お相手が出雲神社の神職の家系ということで、産経「主張」は《古代の国づくりの苦労などを紡いだ神話にも思いを馳せてみたい》《出雲大社には、皇室の祖先である天照大神の子孫に、国を譲ったとされる大国主大神が祭られている》などとほざいていますが、独自の豊穣な神話と歴史を持つ出雲にとって、大和政権への「国譲り」がどんな意味を持つのかには、思いを馳せることはないのでしょうか。多面的な性格を持つ「日本神話」を、皇国史観の一面からしか見ずに国民に押しつけようとする産経新聞のアーパーぶりに、呆れるばかりです。もちろん若いお二人には、こんな雑音や千数百年前の恩讐にはとらわれず、幸福な家庭を築いていただきたいと願います。
