黙然日記(廃墟)

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産経歴史戦の自己矛盾。

 5/25分です。作った料理でも買ってきたもやしでも、1日放置するともうだめですね。厄介な季節になったものです。

【歴史戦 第2部 慰安婦問題の原点(5)前半】「日本だけが悪」 周到な演出…平成4年「アジア連帯会議」(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140525/plc14052510540009-n1.htm

【歴史戦 第2部 慰安婦問題の原点(5)後半】火付け、たきつけた日本人たち(1/3ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140525/plc14052512590010-n1.htm

 というわけで、「歴史戦」第2部の連載がいちおう終了です。担当は有元隆志、阿比留瑠比、大竹直樹、是永桂一、櫻井紀雄、田北真樹子、田中靖人、原川貴郎、ソウル・加藤達也の各記者。第1部とあまり変わらない面々ですね。この(5)はとにかく固有名詞を挙げて、こいつが悪い、あいつに責任がある、のオンパレードです。もちろん、“反日”団体と河野談話を結びつけることも忘れてはいません。どこがどう影響しているのか説明することなく、直感で「結びつきがある」と決めつけているだけで、どこがどう対応しているのかの検証もありません。大枠で「従軍慰安婦問題では旧日本軍→日本国政府に責任がある」とした発言で、大枠が一致するのは当たり前で、具体的にどう影響しているのか検証がなければ話になりません。産経新聞の他の(この企画を担当した阿比留氏が携わった)報道では、日本政府の官僚が原案を作って韓国政府に相談して河野談話の文面が決まったことになっているので、民間団体の出る幕はありません。自分自身の報道と矛盾したことを平気で書ける阿比留氏他産経新聞の記者の感覚を、疑わざるを得ないところです。