黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経歴史戦の朝日攻撃。

 5/21分です。人間は、体育座りで頭を抱えると体毛がすべて下を向く、雨をやり過ごせるように体ができているそうです。屋根を発明するまでの400万年、いや1000万年、そうやって生活してきたんですね。

【歴史戦 第2部 慰安婦問題の原点(2)前半】講義で「日本の蛮行」訴える韓国映画上映 広島大准教授の一方的「性奴隷」主張に学生から批判(1/3ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140521/plc14052108180007-n1.htm

【歴史戦 第2部 慰安婦問題の原点(2)後半】「吉田証言」重用でウソ拡散、いつの間にか内容を否定していた朝日(1/3ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140521/plc14052114070012-n1.htm

 産経「歴史戦」が続いています。第2部(2)の前半は主に広島大学での映画を使った講義の話、後半はお得意の朝日新聞への批判です。広島大学の「演劇と映画」という一般教養科目で、従軍慰安婦をテーマとしたドキュメンタリー映画を上映し、映像の力というものを体感させた授業について、一部の(少なくとも一人の)学生が反発している、という話。「国立大学の授業としてこんなものを上映していいのか」とかいっていますが、政府の公式見解である河野談話の内容に反しない映画であれば問題はなく、そうでない映画を使う方がよほど問題です。この抗議している男子学生(19歳)などに、世間の常識を教えるのも、一般教養科目の大きな役割ではないでしょうか。
 「前半」3ページ目から「後半」にかけては朝日新聞批判で、区切り方がおかしいのではないでしょうか。吉田清治氏の発言を大きく扱っていたことと、それがいつの間にかフェードアウトしていて謝罪らしい謝罪もないこと、などを指摘していますが、朝日新聞に対するそうした指摘は必要なものではあるでしょう。メディアの相互監視があってこその第四権力です。では翻って、産経新聞自身はどうなのでしょうか。端的な例として、イラク戦争において米ブッシュ政権の言いなりに戦争に賛同し、口実であった大量破壊兵器がないとわかると「戦争に大義を求めることは間違っている」などと言い出したその姿勢は、自ら省みて謝罪と訂正が必要な態度ではなかったでしょうか。朝日を批判するなとは言いません、自省しろと言っているのです。

【編集日誌】妄説の「原点」追う - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140521/plc14052107300005-n1.htm

 乾正人編集長が、この連載がいかに重要であるかを力説しています。《なぜ、実態とはかけ離れた「性奴隷」というイメージが世界に広まっていったのか》、そのきっかけとなった人物らの行動を追求すると息巻いているわけですが、「性奴隷」という言葉の定義も知らないでそれを否定しようとする馬鹿げた行動こそを、当ブログは追求していきたいと思います。