黙然日記(廃墟)

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産経阿比留記者の粘着ぶり。

【阿比留瑠比の極言御免】欺瞞に満ちた民主、菅・仙谷コンビの「中国人船長釈放」+(1/3ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130926/plc13092612010006-n1.htm

 この驚くべき粘着ぶりは、いっそ称賛にさえ値するのではないでしょうか。2010年9月、3年前の話です。3年間、絶えることなくぐちぐちと同じようなことを繰り返し書き続けているのですから、常人には計り知れぬ品性です。
 阿比留氏や産経が、民主党連立政権、特に菅直人政権のやるとなすこと気にくわず、その頂点が震災・原発事故対応と中国漁船衝突事件への対応であることはいまさら言うまでもありマコ戦。国の一大事である震災・原発事故には誰がどう対応してもどこからか文句は出ると思いますが、漁船衝突事件への阿比留氏や産経の騒ぎ方、粘着ぶりは、とことん理解に苦しみます。今となってはたいした事件ではないし、時を経て外交を大局から見られるようになれば、適切な、あるいは少なくともやむを得ない処置だったことは一目瞭然でしょう。阿比留氏もこの記事で、漁船船長を釈放した判断そのものではなく、「そのときに政権が責任逃れの嘘をついた」という一点で攻めようとしています。しかしあのときに政権が「超法規的判断で釈放する」とでも表明していたら、ただでさえ平然とデマを飛ばすなどして噴き上がっていた産経や右派が、どういう反応を示したかは想像にあまりあります。それ以上の国内的混乱を避けるための判断であったことは明らかでしょう。その「政権の嘘」を今になって阿比留氏が責め立てるのは、ある意味で自作自演といえるものです。みっともないったらありゃしない。