産経論説委員の抑止力観。他。
【一筆多論】樫山幸夫 キューバ危機50年の教訓+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121022/amr12102207430000-n1.htm
ザ・ビートルズ結成50周年で、ラジオではさまざまな特集番組を組んでいます。今日は『イエロー・サブマリン音頭』をひさしぶりに聴きました。もちろんローリングストーンズ結成50周年でもありますし、『007』映画化50周年とか、1962年はさまざまな出来事があったようです。そのひとつがキューバ危機というわけですね。
樫山論説委員の言う「教訓」とはなにかというと、「キューバ危機は米国の抑止力が回避させた、尖閣危機にも普天間基地の抑止力が必要」というものです。全面核戦争を前提としていたキューバ危機に対して、尖閣諸島問題は局地戦です。「抑止力」という概念は当てはまるのでしょうか。
普天間移設が反対されている理由の根本には、「沖縄の珊瑚礁を守ろう」という意識があります。樫山委員の言うような政治的意図はあとから加わったものです。「白砂青松の故郷を守る」という言葉が産経は好きですが、なぜ沖縄に限ってはそれが許されないのでしょうか。松が生えていないからでしょうか。
「【軍事情勢】漁を許せば領を取られる」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/600256/
ついでに昨日付なのですが、野口裕之政治部専門委員の記事も取り上げておきましょう。またやくたいもないシミュレーションをして、どうやれば尖閣諸島を占領できるかを中国に教えてあげています。この売国奴。シミュレーションというよりはもちろん妄想に近くて、日本政府は都合よく混乱・弱体化してくれます。見出しの「漁を許せば」というのはシミュレーションの前提になっておらず、単にダジャレを言いたかっただけとしか思えません。