産経抄、子供好きなふりをする。他。

【産経抄】３月７日 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/494629/
【産経抄】３月７日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110307/crm11030702260000-n1.htm

　幼い子供が犠牲になる事件は、何度見聞きしてもやりきれない思いになります。犠牲者の安らぎを心よりお祈りします。合掌
　昭和40年代半ば、1970年前後といえばわたしの子供時代ですが、そのころ1日1回は聞かされた言葉が「誘拐魔」でした。大人の目の届かないところで遊ぶと「ユーカイマにさらわれる」というのが、親や教師の定番の脅し文句でした。身代金目的の幼児誘拐というのは、現代では「割に合わない犯罪」ということが周知されてほとんど見かけなくなりましたが、当時はリアルな恐怖だったのです。そのことは、サトウハチローの当時のエッセイからも窺えるでしょう。決して、昨日今日始まった話ではありません。
　産経抄に「昨日今日始まった話だ」と書いてあるわけではないのですが、どうもそちらの方面にミスリードしようとしている気配があいかわらず強いので、注意を喚起しておきます。

前原外相辞任　外国人献金の徹底調査を - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/494631/
前原外相辞任　外国人献金の徹底調査を
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110307/plc11030702270003-n1.htm

　他紙の社説と比べてみても、「外国人献金」の点でこんなに吹き上がっているのは産経だけです。ここでは、政権の行く末とか背いょくの方向とかが気になる他紙のほうが普通でしょう。
　形式的には政治資金規正法違反になるとしても、永住権を得ている、特に特別永住在日外国人からの献金が、本質的に罪なのかという問題提起もあり得ると思います。外国の影響を受けているというなら、日本人のスパイはいくらでも考えられますし、売国政策を支持する反日ニッポソ人も多数存在します*1。民主党の政策と結びつけるのもなおさらナンセンスな話です。それにしても、いわゆる産経ネタで民主党内で産経期待の親米派・前原氏が足をすくわれるとは、なんとも皮肉な話です。

[hanasan][net]大発見。

　ものすごくどーでもいい大発見。Googleで花岡信昭氏の名前をを検索すると、「他のキーワード」候補に「ブログ」「wiki」などの定番と並び、とんでもない単語が表示されます。いったい誰ですか、こんな単語で何度も検索しているのは。
　ちなみに、潮匡人氏にも同じ単語が出てきます。古森義久氏だと「他のキーワード」には（まだ）出てきませんが、変換候補の中に別の単語が混じってきます。阿比留瑠比氏の名前でも、微妙に悪意を感じる候補が出てきます。ネットユーザの無礼ぶりにも困ったものですね。もっとやれ。

付記：外国人献金問題各社の社説(3/9追記）。

asahi.com（朝日新聞社）：社説
http://www.asahi.com/paper/editorial20110308.html#Edit2
だが、国会や街中の議論で「外国人献金問題」と抽象化した瞬間、焼き肉屋のおばちゃんのいきさつは消し飛び、まるで国家間の諜報（ちょうほう）を論じるようだ。〔中略〕
　今回、ことさらに「国益」をうんぬんし、「外交問題が起こった時にどちら側に立つか」と問うような批判は、当たっていたのだろうか。

　8日付朝日社説をちょっと引用しておきますね。また、9日付で同趣旨の社説を毎日が掲げています。これらにはいろいろ反発があるらしく、産経の反論を含め今後が楽しみです。

*1:ここんとこ誤字ではありません。他にはあるかもしれませんが……。