黙然日記(廃墟)

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産経、混乱期を迎える。

100万分の1の消費電力で、演算も記憶も行う新しいトランジスタを開発−起動時間ゼロのPCの開発にも道−
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20101224/

 1日早い特大のクリスマスプレゼントにびっくりしてしまって、産経ウォッチどころじゃないんですが。このアトムトランジスタが本気で実用化されたら、コンピュータも携帯電話も根本的にスタイルが変わりますよ。1947年の半導体トランジスタ発明以来の大革新ですよ。(……実用量産化できるなら、ですけどね。SEDみたいになりませんように)。
 なお、産経新聞はまったく報じていません

産経抄】12月24日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/477657/

 こちらは嬉しくもなんともない、1週間ほど早いお年玉。元日からの産経新聞連載小説を担当するのは、社会部の将口泰浩記者だそうです。誰もがいっせいに同じことを考えたでしょうが、まともな小説家に払う原稿料もなくなったのか、と思わざるを得ません。先例として、織田作之助産経新聞の前身である(旧)日本工業新聞や大阪新聞に記者として在職中に小説を連載したことを挙げていますが、戦中戦後の混乱期の話です。現在の産経は、当時と同レベルと考えていいんでしょうね。
 それにしても、昨日も名前を挙げた石橋文登記者といい(選択的夫婦別姓制度の予測記事で注目された安藤慶太記者は論外)、文学青年崩れみたいな記者が多いなあ、と思っていましたが、やはり司馬遼太郎の影響なんでしょうか。司馬遼がたまたま産経新聞社に在籍していただけであって、産経の記者になれば司馬遼になれるわけではないんですが……。