日本(精神年齢12歳)はインド洋給油さえすればすべてうまくいくと考える産経。
【海外仰天ニュース】 “中国のiPhone工場はこんな子を働かせているのか!” 360もコメントが集まった女性作業員。|Techinsight Japan
http://japan.techinsight.jp/2008/08/yokote2008082820370.html
ニュースそのものは面白ニュースなんですが、この記事中にもあるように、同じ東アジア人の目からは20歳前後に見える(童顔だな、とは思いますが)女性が、英国人には12〜13歳に見えて問題視された、という話でもあります。「日本は児童ポルノ大国」という“海外からの指摘”や「児童に見えれば違法」という“準児童ポルノ”に関連して、一つの例として覚えておくことにしてます。
【産経抄】9月5日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/175932/
ほんとは産経抄スレにでも書けばいい細かいツッコミなのですが、いまうちのISPが2ちゃんねるに書き込み規制されているので。
「林は当時、ある私立大学文学部の講師だった」という記述がなんか引っかかったので、確認してみました。林達夫の経歴を見ると、1946年から1950年まで鎌倉大学校(鎌倉アカデミア)に在職していましたが、ここは正式な大学ではなく、あくまで大学校です。ついでに、1949年にはただの講師ではなく文学科長を務めていた時期ではないでしょうか。→林達夫 - Wikipedia →鎌倉アカデミア - Wikipedia
内容については、論旨バラバラでそもそも何を言いたいのかもわからないのでスルーにしておきます。産経がこのところ民主党代表選について批判していたのは、インド洋給油への小沢代表の姿勢を批判したかったからなのか、ということが最後の段落でわかりましたが、そのていどの断片的なことぐらいですね。
【正論】岡崎久彦 1年間の閉塞状態から脱せよ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/175925/
えー、岡崎久彦氏です。ねじれ国会に対応する方法は一つしかない、国益に関わる問題には党利党略を超えて合意するための仕組みや精神的姿勢を作れ、と主張しています。岡崎氏のこの主張はまったく正しいと思います。しかしそのあと、“国益”の例として(いつものことですが)インド洋給油を挙げているあたりで、岡崎氏の主張が全くの間違いであるとわかります。ねじれ国会、しかも民主党の審議拒否が行われていたときでさえ、岩手・宮城内陸地震が発生すれば対応していたわけで、「国益」に関する精神的態度は確立していると言えます。自衛隊の海外活動・米軍への協力、ひいては集団的自衛権や日米安保体制の是非については、誰もが一致して認める国益というわけではありません。むしろ戦後60年で最大の政治的対立課題というべきでしょう*2。的はずれもいいところです。
後半に向けて画面をスクロールしていくにつれてツッコむ気力もなくなっていったのですが、さらに下に表示されているiza!ブロガーどもの御高論を拝読するにつれ、ああ、この人たちにとってはいまだに安倍心臓死 晋三氏*3がヒーローなんだなあ、と、妙な感慨にとらわれました。
*1: http://bogusne.ws/article/106003032.html
*2:保守と革新の対立は戦後50年ぐらいで終わったため。
*3:先日の落雷・瞬停でシステムが不調になったためATOKを再インストールしたら、辞書学習の結果がパァになってしまったのですが、そういえば学習前はこういう誤変換が出てきていたんだよなあ。前回は彼がぶいぶい言わせてたころだったので何の気なしに再変換・学習させてそのままになっていましたか、今見ると味わい深いですね。