黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

古森義久氏、齢を重ねる。

ヒラリー・クリントン候補が有力州で勝利――オバマ候補との死闘は続く - ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/552264

 最近のこもりんは米国情報を書かない(書くとまずいネタしかない)という批判が耳に入ったのかどうか、ようやく米大統領選の最新ニュースを取り上げてくれました。イラク情勢はあいかわらずスルーですが。
 あとは、民主党両候補が消耗してくれれば共和党が有利になるというだけの話ですね。これは古森氏の考えをわたしが勝手に憶測したんじゃなくて、はっきり自分で書いています。見所はそれぐらいですね。
 しょうがないのでもう一本。

【あめりかノート】ワシントン駐在編集特別委員・古森義久 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080424/amr0804240239002-n1.htm

 今朝の産経新聞1面掲載のコラムです。3月に紙面刷新してからの産経は、コラムばっかりでニュースの内容が薄いぞ、と怒っている購読者がいましたが、たまに図書館で見るだけのわたしも同感です。「あめりかノート」が前回掲載されたのは3月24日だったので、完全に月1回ってことなのかな。カレンダーの来月24日に印を付けておこう。
 こちらはマケイン候補を持ち上げています。「俺は何度も直接会って、ベトナムの話で盛り上がったんだぞ」という、例の自慢話がやはり出てきます。後半の、マケイン氏が元北ベトナム軍大佐と顔を合わせた場面のエピソードは、ちょっと興味深かったですが。
 マケイン氏にしろ古森氏にしろ、あるいは上のエントリで取り上げた岡崎久彦氏にしろ、自分が若い頃の体験したことや受けた教育に愛着を持つのはいいのですが、それが執着になってしまって、「現在」に対応できないまま六十代、七十代になってしまっているのかなあ、と思うと、ちょっと気の毒ですね。老人というのは昔からそういうものだ、といえばそうだし、わたしもほんのちょっとその気分がわかるようになってきたので、少し甘めに締めておきます。


 ここまで書いたあたりで確認したら、古森blogにこのコラムを紹介する新エントリが上がっていました。

マケイン候補のベトナム戦争観は――捕虜だったが、戦後は対ベトナム国交を求めた - ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/553726

 「このところ日米両国のマスコミとも、クリンントン対オバマの対決ばかりを大々的に報じています」って、あなた自身が昨日そういうエントリを書いてたじゃないですか。「現在」に対応できないっていうより、昔のことばかり思い出して昨日のことは忘れるという(以下本気で気の毒なので省略)。