『靖国』を右翼が自主上映。

　本当なら今日から東京と大阪で上映されるはずだった映画『靖国 YASUKUNI』ですが、まだいろいろな動きがあるようです。

映画「靖国」：右翼団体が試写会 - 毎日jp
http://mainichi.jp/select/today/news/20080412k0000e040055000c.html

　この記事を見たとき、団体名が書いてないけどえらくまともな右翼団体もあったもんだ、どこだろう、と思いました。日本会議系なら稲田朋美議員や西三河支部を抱えているから違うだろうし、維新政党・新風の可能性は最初からないし（笑）、街宣右翼の中にたまたままともなところがあったのかな？　後で調べよう、と思っていたら、碧猫さんのところ経由で*1北海道新聞に一水会の名前が出ていることを知りました。

映画「靖国」　見てから論じよう　民族派５団体が１８日に試写会（04/12 08:09） - 北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/86796.html

　一水会の鈴木邦男顧問のサイト*2やblogを見ると、鈴木氏は配給会社のアルゴ・ピクチャーズと以前から懇意で上映にも協力してきていたんですね。行動力はやっぱりすごいな。
　なんというか、《右翼》という言葉でくくるのがもう違うなあ、という印象です（道新の記事では《民族派》となっていますが、それも）。

「靖国」上映延期　高知の映画館、地元出演者に配慮 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/137110

　これも取り上げておきます。高知在住の“出演者"というのは刀匠の刈谷直治氏のことです。アルゴ側で配給の中止を決めたようですが、ちょっと意図がわからない。刈谷氏が「あまり関わりたくない」と考えているのはたしかなようですが……。

*1: http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-418.html 。The Sydney Morning Herald が詳細に報道していることも紹介されています。

*2:鈴木邦男をぶっとばせ！ http://kunyon.com/