黙然日記(廃墟)

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ポップカルチャー勉強会その他。

「アニメ大使」「マンガ大賞」創設…麻生外相の諮問機関が報告書-政治もニュース:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/26895
アニメで日本を売り込め−。麻生太郎外相の諮問機関「海外交流審議会」(会長・張富士夫トヨタ自動車会長)は9日、漫画やアニメなど「ポップカルチャー」を通じて日本の情報発信力を強化するための報告書をまとめた。政府とアニメ製作者らによる「ポップカルチャー勉強会」の開催や「アニメ文化大使」の設置が柱だ。

 なんつーかもう、たとえようのなく気持ち悪い話で。「マンガ好き」というイメージ戦略に成功して規制については口をぬぐう麻生と、教育再生会議委員の張(呼び捨て)と、「ポップカルチャー」のキーワード。どれだけ利権が絡んでるんでしょうか。
 いちおう委員のリストを晒しておきますね。

外務省: 海外交流審議会
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/shingikai/koryu/index.html
委員名簿

氏名 現職
岡田裕介 東映株式会社取締役社長
岡本真佐子 国士舘大学教授
亀井修 株式会社小学館常務取締役
熊谷一雄 株式会社日立製作所特命顧問
佐藤修 株式会社ポニーキャニオン代表取締役会長
白石さや 東京大学大学院教授
杉山恒太郎 株式会社電通常務執行役員
高島肇久 前外務報道官
張富士夫 トヨタ自動車株式会社会長(会長)
辻亨 丸紅株式会社取締役会長
手塚和彰 千葉大学大学院教授
中満泉 一橋大学大学院教授
橋本元一 日本放送協会会長
浜野保樹 東京大学大学院教授(会長代理)
日枝久 株式会社フジテレビジョン代表取締役会長
渡辺修 日本貿易振興機構理事長

 肩書きを並べれば最初からこの手の結論を出すためのメンバーにしか見えませんが(それにしても気持ち悪いリストだ)、そもそもこれは外務省の仕事なのか? 麻生個人のイメージ戦略なのか外務省の仕事なのかすら疑問なわけですが。「『ローゼンメイデン』を読んでいた」という都市伝説だけを元手に(その都市伝説の出所までは問わないにしても)、どれだけ儲けるつもりなんだか。
 
 ついでに、産経がこの手の話題を積極的に取り上げるのも気になってるんですがね。国威発揚?